こんな方におすすめ
- 子供がお箸を持ち始めるのはいつからか知りたい!
- 子供がお箸を持つ練習を始めるタイミングやサインが知りたい!
- 子供にあった正しいお箸の選び方が知りたい!
- 子供がお箸を上手に持てるようになる手順が知りたい!
- おすすめの「子供のお箸の持ち方トレーニング」が知りたい!
- お箸のマナーやよくある間違ったお箸の持ち方が知りたい!
- 自宅でお箸の持ち方を練習するときのポイントが知りたい!
「【離乳食の基礎知識】月齢別に進め方・献立・食材の選び方・食事支援の仕方などを紹介」でもお話ししたように、生後5ヶ月頃〜生後18ヶ月(1歳半)頃の赤ちゃんは離乳食を食べる時期。
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【離乳食の基礎知識】月齢別に進め方・献立・食材の選び方・食事支援の仕方などを紹介
2019/11/27 パパ・ママ向けの記事
こんな方におすすめ 離乳食の進め方が知りたい! 離乳食の献立のポイントが知りたい! 離乳食の食材の選 ...
離乳食を食べる時期の赤ちゃんはパパママから食べさせてもらったり手掴みで食事をしたりと、まだまだ自分だけではご飯が食べれないですが、次第にスプーンやフォークを使って自分でご飯が食べれるようになります。
スプーンやフォークを使ってご飯が食べれるようになったら、次はお箸デビューですよね。
お子さんには、鉛筆と同じように正しく持ってもらいたい「お箸」
一緒に食事をする人が嫌な気持ちにならないように、思いやりの心をもって美しいお箸の使い方ができる子に育って欲しいですよね。
しかしお箸の正しい箸の持ち方を教えようとしても、お箸を上手に持つためのポイントがうまく伝えられなかったり、お箸を持つ角度をしつこく直して嫌がられたり...。
「変な持ち方をしてるけど食べ物が持てるからいいかな」と、お箸の正しい持ち方を教えるのを後回しにしてしまうパパママもいます。
お箸づかいは一生モノ。
出来るだけ早いうちから「お箸の上手な持ち方」を身につけさせた方が良いです。
そこでこの記事では、お子さんが正しく箸が持てるように、お子さんにあった箸の選び方や正しい持ち方に導く簡単な「お箸トレーニング」などをご紹介します。
お子さんのお箸の持ち方についていろいろな知識が欲しいパパママやお子さんに上手なお箸の持ち方を教えようとしているパパママはぜひ参考にしてみてください。
子供がお箸を持ち始めるのはいつから?練習を始めるタイミングやサインは?
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子供がお箸を持ち始めるのはいつからなのか、また、お箸を使う練習を始めるタイミングやサインにはどのようなものがあるのでしょうか?
はじめに結論ですが、お箸の練習を始める時期や年齢に明確な決まりはありません。
成長には個人差があるように、お箸の練習を始めるタイミングも子供によって異なるからです。
なのでお子さんの様子を観察しながら、スプーンやフォークからお箸へステップアップしても良いかどうかのサインを見つけてあげることが大切になります。
とはいえ「お箸の持ち方の練習を始めるきっかけやタイミングは?」と気になるパパママも大勢いらっしゃるかと思いますので、お箸の練習を始める1つの目安となるタイミングやサインをまとめてみました。
参考にしていただければと思います。
練習を始めるタイミングやサイン①:お箸に興味を持ち始めた
パパママやパパママ以外の大人がお箸を使っているところをじっと見るようになったり、「自分も同じようにお箸を使いたい」という自己主張をするようになってきたら、お箸に興味を持ち始めた証拠。
お子さん自身がお箸を使いたいという気持ちはお箸の持ち方の練習に必要なモチベーションにも繋がるので、おすすめのタイミングとなります。
練習を始めるタイミングやサイン②:
ピースサインができるようになった/スプーン・フォークで鉛筆持ちができるようになった
お箸を上手に持つためには指先をある程度上手に動かせるようになる必要があります。
ピースサインはその一つの目安になります。
また、スプーンやフォークを上からがっしり握るのではなく、鉛筆を持つように握って食事ができるようになったらお箸の持ち方の練習をする良いタイミングです。
練習を始めるタイミングやサイン③:幼稚園や保育園でのお箸の練習
入園するところにもよりますが、多くの幼稚園や保育園では、年中や年長にかけてお箸の練習が始まります。
自宅ではスムーズに練習が進まなかったとしても、幼稚園や保育園ではお友達がお箸を使っている様子が刺激になって、お子さんがお箸の持ち方の練習に積極的になるメリットもあります。
子供にあったお箸の選び方は?
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子供のお箸は何でもいいわけではありません。
お子さんにお箸の持ち方の練習をさせる際には、使うお箸にもこだわりましょう。
お子さんにあったお箸を選ぶ際には「手の大きさにあった長さのお箸」をポイントにしてみましょう。
お箸は長すぎても短すぎても扱いづらいですし持つのに疲れてしまいます。
手の大きさにあった長さのお箸を使わせるようにすると上達が早くなるくらいに、重要なポイントですよ。
「子供の手にあうお箸」を具体的にいうと、「親指と人差し指が90度になるように大きく開き、その間の長さを約1.5倍したもの」とされています。
一般的には身長100cm以下の子供なら長さ13cmのお箸、身長100〜110cmなら長さ14.5cmのお箸、身長110〜120cmなら長さ16cmのお箸を目安にすると良いです。
とはいえこれもまた個人差があるので、実際にお子さんの親指と人差し指の間の長さを測ってみましょうね。
「こども箸」という子供のお箸専用の通販サイトでは、様々な天然木を使用して作られた子供用のお箸が取り扱われています。
こちらも合わせて参考にしてみてください。
子供のお箸は成長と共に買い換える前提で
子供は体の成長が著しいため、靴を買い換えるようにお箸も買い換える必要があります。
この前提がとても大事になってきます。
自分の手の大きさにあっていないお箸を使うことでお箸の持ち方がおかしくなってしまう子供も多いようですから、定期的にお箸の買い替えをするようにしてみてください。
大人の感覚で同じお箸をずっと使い続けることのないように注意しましょう。
お箸の素材や形は木製の四角形や六角形が手になじみやすくおすすめです。
【まずはお箸に慣れよう】子供がお箸を上手に持てるようになる3つの手順
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これまで手掴みやスプーン・フォークでご飯を食べてきた子供からしてみれば、お箸(2本の棒)でご飯を食べることはとてもレベルが高く難しいことです。
いきなり上手にお箸を持たせようとせず、手順を追って練習してみましょう。
ここでは、子供がお箸を上手に持てるようになる3つの手順についてお話ししていきます。
具体的には以下のような手順になります。
【子供がお箸を上手に持てるようになる3つの手順】
- 親指以外を動かす準備運動
- 下側のお箸を固定する練習
- 上側のお箸を鉛筆のように持つ練習
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
手順①:親指以外を動かす準備運動
お箸を使う時、親指は支えるために使われるのであまり動かないのが正しい持ち方とされています。
お箸を閉じたり開いたりするには親指以外の指を動かします。
なのでまずはじめには、親指を動かさずにそれ以外の指をたおす指の準備運動をしてみましょう。
指の曲げ伸ばしを滑らかに繰り返せるようになれば、お箸の使い方の準備運動は完了です。
手順②:下側のお箸を固定する練習
お箸を正しく持つと、下側のお箸はあまり動きません。
手順②ではお箸を1本挟む練習(1度2本持って、上側のお箸を抜いた形が理想)
親指で上からグッとおさえるとお箸がしっかり固定されます。
お子さんがこの練習ができるようになったら、パパママがお箸を軽くつまんで動かしてみましょう。
パパママがお箸を動かしてみて落ちてしまわなければ、指の力がお箸にきちんと伝わっている証拠です。
手順③:上側のお箸を鉛筆のように持つ練習
下側のお箸の持ち方を練習したら、上側のお箸を持つ練習をします。
鉛筆と同じ持ち方が基本です。
大切なのは、鉛筆を持ったつもりで上側のお箸をきちんと動かせるかどうかです。
下のお箸はそのまま、上のお箸だけを「鉛筆で字をかくように」動かせるかどうかをチェックしてみましょう。
初級編として、数字の1を書くように動かしてみるのがおすすめです。
【レベル別】子供のお箸の持ち方トレーニング
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先ほどご紹介した「子供がお箸を上手に持てるようになる3つの手順」がスムーズにできるようになったら、実際にものをつまむ練習をしてみましょう。
初めは食べ物を使わずに、ティッシュやコットンボール、紙などを使ってもOKです。
また、箸先を使ってものを持ちやすくなるように転がす練習も上達のコツですので参考にしてみてください。
いろいろな大きさや質感のものをつまみ、少しずつお箸の使い方を習得していきましょう。
【子供のお箸の持ち方トレーニング】
- 【レベル1】「丸めたティッシュ」や「コットンボール」をはさむ練習
- 【レベル2】「細かくたたんだ細長い紙」のギザギザ部分を利用してはさむ
- 【レベル3】「細かくたたんだ細長い紙」の紙の幅を利用してはさむ
- 【レベル4】「細かくたたんだ細長い紙」のギザギザ部分を箸でおさえ、まとめてはさむ
レベル1の「丸めたティッシュ」や「コットンボール」をはさむ練習では、2枚〜3枚を適当に丸めたティッシュか市販のコットンボールを使用して行います。
お椀やプラスチック製の食器などに入れる練習も一緒に組み合わせると良いですね。
レベル2の「細かくたたんだ細長い紙」のギザギザ部分を利用してはさむ練習では、じゃばらのように細かくたたんだ紙をはさめるようにします。
レベル3の「細かくたたんだ細長い紙」の紙の幅を利用してはさむ練習とレベル4の「細かくたたんだ細長い紙」のギザギザ部分を箸でおさえ、まとめてはさむ練習でも同じ紙を使ってみましょう。
レベル4までできるようになれば、かなり上手に箸をつかえるようになるでしょう。
輪ゴムを使ったお箸の持ち方の練習もおすすめ
お箸の持ち方は輪ゴムを使っても練習できます。
利き手の親指に輪ゴムを通し、一度ねじったら、もう1つの輪を人差し指にひっかけます。
(親指と人差し指に8の字状の輪ゴムがかかった状態)
そして、それぞれの輪にお箸を通しましょう。
すると自然と正しい持ち方になり、さらにはお箸の持ち方の練習をしている最中にお箸を離してしまっても、輪ゴムがサポートしてくれてお箸が落ちません。
左利きの場合、お箸の持ち方練習は?
もしお子さんが左利きであったとしても、無理やり右利きに矯正しないパパママも増えてきました。
補助機能付きのお箸である「矯正箸」は右利き用と左利き用が販売されているので、左利きのお子さんも右利きのお子さんと同じようにお箸の持ち方を練習することができます。
「矯正箸 子供 左」の検索結果が表示されます。
「矯正箸 子供 右」の検索結果が表示されます。
人気・おすすめの子供用お箸についてはこの記事の最後の方にある「どんなタイプの子供用お箸が人気?」で詳しくご紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。
お箸の良くない使い方やマナー・よくある間違ったお箸の持ち方
お箸の持ち方を練習するうえで、お箸のマナーを学ぶことも大切です。
ここでは、お箸の良くない使い方やマナー・よくある間違ったお箸の持ち方についてお話ししていきます。
お箸の良くない使い方やマナー
お箸の使い方にはタブーがあり、日本では「嫌い箸」と言われ、失礼な作法とされています。
【お箸の良くない使い方・嫌い箸】
- 渡し箸:器にお箸を渡して置く
- 拾い箸(箸渡し):お箸からお箸へ食べ物を渡す
- 寄せ箸:お箸で器を寄せる
- 噛み箸:お箸の先を噛む
- くわえ箸:お箸を口にくわえる
- 刺し箸:料理にお箸を突き刺して食べる
- 迷い箸:どの料理を食べようか迷い、料理の上でお箸を動かす
- 叩き箸:お箸で茶碗等を叩く
- 立て箸:ご飯に箸を突き刺す
これらのようなお箸の使い方は大人でもやってしまっていることがありますが、基本的にはNG。
お子さんにお箸の持ち方や使い方を教える際、パパママも再確認してみると良いでしょうね。
よくある間違ったお箸の持ち方
また、子供だけでなく大人もやってしまいがちな、お箸の間違った持ち方もご紹介します。
同じく正しく持てていると思っているパパママも、自分の持ち方を改めて確認してみましょう。
握り箸
握り箸はお箸をぎゅっと握りこむ持ち方です。
お箸を握ってしまうので料理を掴むことができず、フォークのように刺して使ってしまいます。
お箸を持ち始めたばかりの頃の癖が取れずに残ってしまう持ち方です。
クロス箸
クロス箸はお箸を持った部分でクロスしてしまう持ち方です。
2本のお箸が交差しているので料理を挟むことが難しく、小さな物を掴めません。
大人になってからもクロス箸のままになってしまっている方は意外に多いです。
自宅でお箸の持ち方を練習する際、注意するポイントは?
自宅でお箸の持ち方を練習する際に注意するポイントには、どのようなものがあるのでしょうか?
お箸の持ち方は食事中に教えるというパパママが多いようですが、食事中だと子供がお腹が空いていて食べることに夢中なってしまっているため、お箸の持ち方の練習がしっかりできない状態の時も多いんですよね。
なのでお箸の持ち方の練習はお腹が空いている時を避けて、落ち着いた気持ちでいる時にするのがおすすめです。
どんなタイプの子供用お箸が人気?
子供用のお箸には様々な種類のものがあります。
ここでは、人気の子供用お箸をご紹介していきたいと思います。
イシダ 子供用矯正箸 三点支持箸
お箸が持ちやすいように、くぼみが付けられているお箸。
天然木が使用されているのであたたかみがあり、手に馴染みやすいのが特徴です。
エジソン(EDISON) 子ども用はし
小学生から使えるユニバーサル設計の矯正箸です。
親指リングがフックになっていて、一般のお箸に近い形。
洗浄しやすいように連結部が分離するので衛生的です。
リッチェル トライ トレーニング箸 スヌーピー
お箸とシリコーンゴムキャップがセットになっているシリーズです。
シリコーンゴムは水に沈むため、付け置き洗いもできて衛生的。
サイズが合えば、その他のお箸にも使えます。
「こども箸」という子供のお箸専用の通販サイトでは、様々な天然木を使用して作られた子供用のお箸が取り扱われています。
名入れもできるので、プレゼントにも喜ばれますね。
こちらも合わせて参考にしてみてください。