こんな方におすすめ
- 妊婦さんが喫煙すると赤ちゃんにどのような悪影響があるか知りたい!
- 副流煙や受動喫煙の危険性について知りたい!
- タバコには何種類くらいの有害物質が含まれているのか知りたい!
- おすすめの副流煙対策・受動喫煙防止グッズが知りたい!
女性が妊娠し、赤ちゃんがママのお腹の中で成長して、やがて出生します。
そして乳幼児期から小児期に成長し、思春期から成人へと成長していきます。
そして、またその人が妊娠(もしくは妊娠させる)というプロセスが繰り返されています。
受動喫煙を含め、喫煙はこのプロセスにおいてさまざまな健康影響を及ぼすことがわかっています。
では、妊婦さんが受動喫煙・喫煙すると赤ちゃんにはどういった悪影響が及ぼされるのでしょうか?
この記事では、妊婦さんの受動喫煙・喫煙が赤ちゃんに及ぼす影響にはどのようなものがあるのかについて詳しく解説しています。
おすすめの副流煙対策グッズ・受動喫煙防止グッズについてもご紹介しているので、合わせて参考にしてみてくださいね。
まずはたばこの「主流煙」「副流煙」「受動喫煙」について理解しよう
喫煙することによって発生するたばこの煙には主に「主流煙(喫煙者がフィルターを通して吸う煙)」と「副流煙(たばこの先端の燃焼部分から立ち上る煙)」があります。
ここでは、たばこの主流煙や副流煙について触れながら受動喫煙についてお話ししていきたいと思います。
①主流煙(喫煙者がフィルターを通して吸う煙)
主流煙は、たばこのフィルターを通して喫煙者本人が吸い込む煙のこと。
たばこを吸うと、先端の火の部分に酸素が引き寄せられ、燃焼温度が上昇するため赤くなります。
この時の先端の温度は900℃。
かなり高温なので、主流煙中の有害物質の多くは分解されます。
そしてさらにフィルターも通して吸うため、主流煙に含まれる有害物質の量や濃度は低下します。
②副流煙(たばこの先端の燃焼部分から立ち上る煙)
副流煙はたばこの先端の燃焼部分から立ち上る煙のこと。
燃焼温度の低い煙です。
なので有害物質の多くが分解されることなく多く含まれているうえ、フィルターを通さずに吸い込むため、有害物質の量も濃度も多く濃い状態で体内に取り込まれることに。
厚生労働省が発表したデータの中には「副流煙は主流煙の100倍以上もの濃度がある有害物質がいくつも含まれている」というものがあります。
受動喫煙(間接喫煙)は「主流煙」「副流煙」が混ざったもの
受動喫煙というのは、ここまでお話しした「主流煙」「副流煙」が混ざった状態の煙を自分の意思とは関係なく吸い込んでしまうことを言います。
受動喫煙に晒されると赤ちゃんにとって悪影響なことがたくさん。
(詳細は後ほどお話ししていきます)
そして、ママ自身も「がん」「脳卒中」「虚血性心疾患」「呼吸器疾患」などの様々な病気のリスクが高くなります。
だから喫煙するパパも注意が必要
ここまでに、主流煙よりも副流煙の方が有害物質を吸い込みやすいこと、そして受動喫煙は喫煙よりも深刻だということをご理解いただけたかと思います。
パパが喫煙者というケース、よくありますよね。
パパも妊婦さん(ママ)のそばでは絶対にタバコを吸ってはいけません。
パパが妊婦さん(ママ)のそばでたばこを吸うと、妊婦さん(ママ)は受動喫煙に晒されることになり、赤ちゃんにまで悪影響を及ぼしてしまうことになるからです。
受動喫煙も一般的には1日1本〜5本程度の喫煙していることと同じだというデータもあるほどです。
たばこの煙は目視で確認できない場合もあるので「白い煙がママの方へ向かっていないから大丈夫でしょ」という安易な考えも禁物となります。
また、妊娠中のママの近くを避けて換気扇の近くやベランダに出て喫煙していたとしても完全に副流煙を避けることは不可能です。
というのも、空気中に漂う全てのたばこの煙を排出することは難しく、換気扇がたばこの煙を吸いきれずに漏れてしまったり、窓の隙間を抜けて部屋の中に侵入してしまうからです。
たばこの煙が付着した髪の毛や服やカーテンや壁紙などにはタバコの煙に含まれている有害物質や化学物質も一緒に付着しています。
たばこを吸わない人がこのようなたばこの残留成分に触れて吸い込んで体内に摂取してしまうことを「サードハンド・スモーク(三次喫煙)」といいわずかな量でも蓄積を繰り返して赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう可能性も出てきてしまうため注意が必要です。
妊娠中のママとママのお腹の中にいる赤ちゃんをたばこの害から守るには、パパ自身が完全に禁煙する必要があります。
そして、外出する際は喫煙席があるお店や喫煙エリアに入る機会を作らないように、率先して気をつけることが大切です。
喫煙者のパパがいるお宅におすすめなのが「ZiACO(ジアコ)」
ZiACO(ジアコ)はウォーターサーバーで有名なクリクラから販売されており、小さなお子さんがいる新米パパママの間で特に人気の消臭アイテムです。
除菌と加湿もできるので風邪予防・風邪対策アイテムとしても有名で、風邪が蔓延しやすい秋冬の時期は特に人気があります。
(花粉対策にも◎)
専用の加湿器「ZiACO(ジアコ)ミスト」に入れて使えば加湿・除菌・消臭が一度に可能。
そしてスプレーに入れて使えば気になる場所を直接除菌消臭することができます。
「【赤ちゃん風邪対策】除菌も消臭も欲張りたいパパママがZiACO(ジアコ)を選ぶ理由」では、クリクラの除菌・消臭・花粉対策に有効な加湿器「ZiACO(ジアコ)」について詳しく知らないパパママ向けに特徴や人気の理由をご紹介しています。
たばこのにおい対策やお子さんの風邪対策・風邪予防方法をお考えのパパママはぜひ参考にしてみてください。
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【赤ちゃん風邪対策】除菌も消臭も欲張りたいパパママがZiACO(ジアコ)を選ぶ理由
2019/11/22 ブランド・アイテム, パパ・ママ向けの記事, おすすめ記事
こんな方におすすめ 赤ちゃん・子供の風邪対策・風邪予防におすすめのアイテムが知りたい! ZiACO( ...
【有害物質が250種以上も】
ママも赤ちゃんも命を縮める原因になる「受動喫煙」「喫煙」
たばこの煙には主に「ニコチン」「一酸化炭素」「シアン化合物」「鉛」などが含まれていることで有名ですね。
厚生労働省がまとめた「最新たばこ情報」によれば、たばこ本体から3,044種類、タバコの煙から3,996種類の化学物質を分離することができたというデータがあります。
「主流煙(喫煙者がフィルターを通して吸う煙)」と「副流煙(たばこの先端の燃焼部分から立ち上る煙)」に含まれている化学物質のうち、有害物質が250種類以上、発癌性物質が50種類以上確認されたそうです。
ニコチンは母体内の血流を悪くし、たばこへの依存度を生み出す
たばこは健康を害するリスクが高いものであり、最も恐ろしいのが、その「強い依存性」です。
たばこに含まれるニコチンは母体内の血流を悪くし、身体的にも気持ち的にも依存性を生み出すので、禁煙したくてもやめられない状態に。
妊娠前から喫煙の習慣があった女性の中には、赤ちゃんへの影響があることを理解しつつも禁煙できないで悩んでいる方も多いです。
一酸化炭素は母体内の血中酸素を不足状態にしてしまう
一酸化炭素は母体内の血中酸素を不足状態にしてしまいます。
本来、一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合する性質がありますが、もともとヘモグロビンは酸素と結合すべきものです。
しかし一酸化炭素を摂取してしまうと母体内の血液中の酸素が不足状態となってしまいます。
母体内の血液中の酸素が不足状態となってしまうと子宮や胎盤の血液循環が悪化。
子宮収縮を引き起こしたり、胎盤機能が低下する原因となってしまいます。
後ほど詳しく説明しますが、「自然流産」「死産」「早産」「不妊症」「早期破水」「前置胎盤」「胎盤異常」のような状態になる危険性を高めてしまうのです。
妊婦さんが受動喫煙・喫煙するとどうなる?赤ちゃんへの具体的な影響は?
妊婦さんが喫煙すると、お腹の中にいる赤ちゃんはどういう影響を受けてしまうのでしょうか?
赤ちゃんが受けてしまう恐れがある具体的な影響について詳しく見ていきましょう。
赤ちゃんが酸欠になる(窒息と同じ)
妊婦さんが喫煙すると、ニコチンの作用で臍帯(へその緒)や胎児の血管が収縮して血流量が減少。
赤ちゃんへの酸素や栄養の供給が低下してしまいます。
また、タバコの煙に含まれる一酸化炭素が赤ちゃんの血中にまでおよび、赤ちゃんを酸欠状態にしてしまいます。
これは、赤ちゃんの首を絞めて窒息させているのと同じこと。
「妊娠中の喫煙は胎児虐待」と言われるほど、赤ちゃんにとって悪影響なのです。
先天奇形の出現率が高くなる
喫煙している妊婦さんから生まれた赤ちゃんは先天奇形の出現率が高くなることがわかっています。
赤ちゃんの先天奇形の可能性は約2倍になるそうです。
先天奇形の原因はたばこだけではありませんが、喫煙しないほうがいいことは間違いありませんね。
出生児の体重や身長が減少する
妊婦さんが喫煙すると赤ちゃんの心拍数が低下することがわかっています。
お腹の中にいる赤ちゃんの心拍数が低下してしまった結果、赤ちゃんの発育が障害され、出生児の体重や身長が低下してしまうことに。
喫煙している妊婦さんから生まれた赤ちゃんの出生時体重は約200g軽くなり、ヘビースモーカーの場合では約450gも軽くなると言われています。
「自然流産」「死産」「早産」などの危険性が高くなる
妊婦さんが喫煙すると「子宮収縮」を誘発します。
この子宮収縮は妊娠や出産において悪影響を与える要因になっており、「自然流産」「死産」「早産」「不妊症」「早期破水」「前置胎盤」「胎盤異常」といった問題を引き起こす可能性が高くなる傾向にあるとされています。
ちなみに早産の頻度は1.4~1.5倍に上がり、不妊症のリスクは3倍以上高くなるそうです。
喫煙していた妊婦さんが早産する確率については、喫煙本数との関係も密接しているというデータもあります。
【1日の喫煙本数と早産率の関係】
- 非喫煙者:6%
- 5本以上:7%
- 6~10本:11%
- 11~20本:13%
- 21~30本:25%
- 31本以上:33%
1日20本のたばこを吸うと「流産率は非喫煙者の約2倍」「早産に関しては約1.5 倍高くなる」ということを理解しておきましょう。
無事に生まれても「乳幼児突然死症候群」による死亡率が高くなる
乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)とは、主に1歳未満の赤ちゃんに発生し、突然死をもたらしてしまう症候群のことです。
それまでの健康状態や既往歴(病歴やこれまでにかかった病気のこと)から死亡することが予想できず、死亡状況調査や解剖検査をしても死亡してしまった原因が特定されない場合、乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)とされます。
喫煙している妊婦さんが赤ちゃんを無事に出産したとしても、乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)によって死亡してしまう確率が高くなることが明らかになっています。
赤ちゃんの肺機能が低下する可能性が高くなる
妊娠中の喫煙によって、赤ちゃんの肺機能が低下する可能性が高くなります。
下気道(気管から気管支や細気管支を経て、終末の肺胞までの部分)の病気にかかりやすくなり、小児期や成人期の呼吸機能の障害につながりやすい可能性も。
特に小児期や思春期では「咳(せき)」「痰(たん)」「ぜいぜい」「息切れ」などの呼吸器症状は顕著にあらわれます。
キレやすい子供、抑制のきかない人間なる可能性が高くなる
喫煙していた妊婦さんから生まれた赤ちゃんは知能指数が低くなるというデータも。
よってキレやすい子供や抑制のきかない人になってしまう可能性が高くなると言われています。
将来的に暴力犯罪を起こす可能性も高いとされています。
たばこのにおいも妊娠に影響する?
ここまでお話ししてきたように、たばこの煙はお腹の中の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性が高いです。
問題はたばこのにおいです。
服や部屋の壁などに染み付いたたばこのにおいによる赤ちゃんへの悪影響に関しては、十分なデータがないようです。
しかしたばこのにおいが染み付いた場所に長時間居続けることは、妊婦さんにとって良い環境とは到底言えません。
ですのでたばこのにおいのする場所はなるべく避けて、積極的に換気をすることをおすすめします。
先ほどご紹介したクリクラの除菌・消臭・花粉対策に有効な加湿器「ZiACO(ジアコ)」の解説をしている「【赤ちゃん風邪対策】除菌も消臭も欲張りたいパパママがZiACO(ジアコ)を選ぶ理由」も参考にしてみてください。
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授乳婦の受動喫煙・喫煙も赤ちゃんに影響がある?
妊婦さんが喫煙すべきではないということはお分かりいただけたかと思いましたが、実は授乳婦さんの喫煙も赤ちゃんにとって悪影響を及ぼすということが明らかになっています。
ここまでお話ししてきたように、喫煙者の体内にはニコチンが蓄積されますよね。
そのニコチンは母乳にも混じってしまうので、赤ちゃんにもニコチンを与えてしまうことになります。
赤ちゃんがニコチンを摂取してしまうと、「不眠」「嘔吐」「下痢」「頻脈(心拍数が増加している状態)」「哺乳量の減少」「皮膚蒼白」などの症状が出てしまいます。
これらはニコチンの中毒症状であり、赤ちゃんにとって深刻な健康被害となってしまうのです。
【おすすめの副流煙対策グッズ3選】
受動喫煙防止に安心な携帯型空気清浄機・小型イオン発生器などを紹介
PURE SUPPLY(ピュアサプライ)
「見えないイオンマスク」として人気のある、日本製の「PURE SUPPLY(ピュアサプライ)」
完全無音・無風・無臭で、わずか50gなので、つけているのを忘れるほど超軽量です。
フィルター式で除去するのではなく、次々に大量発生するイオンが浮遊物質を強制的に押し出していく仕組みになっています。
稼働中は完全無音。
耳障りな音は一切無く、臭いもありません。
ファンでイオンを吹き飛ばす仕組みではないので風もありません。
最大で150時間持続する充電バッテリーを採用しているので、1日10時間使用した場合だと1度の充電(2~3時間でフル充電)で約2週間稼働させることが可能です。
つけっぱなし状態でも約6日間もの間、ノンストップで稼働が可能。
充電する場所を選ばない「USB充電式」なのが嬉しいですね。
Airvida(アイブルエアビーダ)
Airvida(アイブルエアビーダ)は合計2ヵ所の吹き出し口から空気中の粒子状物質を強力に分解。
プラズマ放電によりマイナスイオンを発生させることで、空気清浄化作用をもたらします。
発生させることができるマイナスイオンの量は200万個/cm3で、森の中にある滝のおよそ100倍の量です。
また、たばこの副流煙だけでなくPM2.5・ホルムアルデヒド・細菌・花粉などに対しても高い除去率があります。
洗練されたデザインで、様々なシーンに対応できます。
静音性の高い0dB・完全無音のファンレスデザインです。
お部屋の中では空気の流れが少なく、マイナスイオンが飛ばされにくいため、室内での使用する方がより効果が高いです。
エアー・テイマー G
エアー・テイマー Gは手のひらサイズの携帯首掛け式空気清浄機・イオン発生器。
たばこの副流煙・受動喫煙対策やPM2.5対策や花粉対策などで好評な「エアー・テイマー Z」という機種の後継バージョンです。
エアー・テイマー Zよりも軽量(わずか39g)の・小型化し、ストラップ交換およびフロントカバー交換(共に別売)も可能になりました。
わずか5分で98%減衰のタバコの煙を撃退できるパワーがあり、さらに浮遊ウィルスに関しては27分で99%除去可能。
多くの携帯型の空気清浄機・イオン発生器が販売されていますが、少なからずイオンが満足に到達しない機種が多いのも事実...。
「イオン発生量が○○○万個」と謳っていても、わずか数十センチ離れるとイオン量が激減したり、ほぼゼロになってしまうような機種もあります。
しかしエアー・テイマー Gは32cmの位置でも約420,000(個/cc)とイオンを到達させる能力に突出。
マスクなどでは物足りない方や、たばこの煙を避けたい方におすすめです。
副流煙以外にも知っておきたい「ママと赤ちゃんに影響すること」
今回の内容以外にも、ママと赤ちゃんに影響する内容はたくさんあります。
例えば「カフェイン摂取」や「飛行機の搭乗」などがそうですね。
「【妊婦さんのカフェイン摂取】妊娠中の摂取量に上限はある?過剰摂取は赤ちゃんに悪影響?」
「【妊婦さんの飛行機搭乗】妊娠しても乗れる?搭乗不可な期間はいつ?赤ちゃんに悪影響は?」
ではこれらの内容について詳しく解説しています。
今回の内容と合わせて参考にしてみてください。
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