こんな方におすすめ
- ベビースリング(子守帯)が欲しいパパママ
- ベビースリング(子守帯)と抱っこ紐で悩まれているパパママ
- ベビースリング(子守帯)の危険性について理解を深めたいパパママ
ベビースリング(子守帯)はおしゃれで持ち運びがしやすくて便利なので、購入しようと考えているパパママは多いと思います。
正直にお話しすると、ベビースリング(子守帯)は2人目以降の子育てをしているパパママにならおすすめできる抱っこアイテムなのですが、不安定で扱いが難しいので、新米パパママにはおすすめできないんです...。
ベビースリング(子守帯)は赤ちゃんにとって危険性が高い抱っこアイテムなので、購入前に“ベビースリング(子守帯)の危険性”について一度しっかりと考えていただきたいと思います。
そこでこの記事では、ベビースリング(子守帯)の危険性をふまえ、新米パパママにベビースリング(子守帯)をおすすめできない理由についてお話ししていきます。
また、代わりに新米パパにおすすめの抱っこ紐について最後にご紹介しているので、そちらも合わせて参考にしてみてくださいね。
本来、ベビースリング(子守帯)はメリットが多い抱っこアイテム
まずはじめに、ベビースリング(子守帯)のメリットについて見ていきましょう。
メリット①:新生児から使用できる
ベビースリング(子守帯)はママのお腹の中にいた時のようにすっぽりと包むことができるので、生後0ヵ月の新生児から使用することができます。
月齢や年齢に合わせた使い方ができるため、使いこなすことができれば重宝するアイテムです。
メリット②:コンパクトで持ち運びしやすい
ベビースリング(子守帯)は1枚の布からできているものがほとんどなので、コンパクトに折りたためて持ち運びしやすいです。
お子さんを連れてのお出かけは荷物が多くなりがちなので、これは嬉しい特徴ですよね。
メリット③:おしゃれ、他のパパママとデザインが被りにくい
ベビースリング(子守帯)は一般的な抱っこ紐とは異なったデザインでおしゃれです。
バリエーションがたくさんあるので、他のパパママとデザインが被りにくいメリットがあります。
抱っこ紐感が強いデザインが好みではないパパママにもベビースリング(子守帯)がおすすめですね。
メリット④:代用品として使える(授乳ケープやブランケットなど)
ベビースリング(子守帯)は帯状の布なので、授乳の際に授乳ケープとして使用したり、赤ちゃんが眠ってしまった時のブランケット代わりに使うこともできます。
1枚で様々な使い方ができるため、これまた持っていると重宝するアイテムです。
メリット⑤:横抱っこ、縦抱っこ、おんぶに使用できる
ベビースリング(子守帯)は様々な抱き方に対応しています。
- 【ラッコ抱き】
片手を添えるような抱っこ。
ベビースリング(子守帯)で頭の後ろまでしっかり支え、身体全体をすっぽり包むスタイル。 - 【寄り添い抱き】
赤ちゃんの脚を開脚してふくらはぎくらいまでスリングで覆う、向き合う状態の抱っこ。
首がすわったころから2歳ごろまで。
比較的安定感があるのでママも赤ちゃんもラクな体勢の抱っこ。 - 【腰イス抱き】
寄り添い抱きを90度横に回転させた抱っこ。
片手を添えて安定させるのがコツ。
ママとの会話も目を見ながらできて赤ちゃんも安心。 - 【カンガルー抱き】
赤ちゃんはスリングのなかであぐらをかくような体勢で前向きの状態になる。
ママと同じ方向を向いているので景色を楽しめる。
その他にも「バナナ抱き」「ピーナッツ抱き」と呼ばれる抱き方もあります。
パパママも赤ちゃんも安全で心地のよい抱き方を選ぶことができるわけですね。
メリット⑥:赤ちゃんが密着するのでぐずりにくい
赤ちゃんはパパママとの密着度合いで安心感が変わってきます。
ベビースリング(子守帯)は密着度が高いので、赤ちゃんがぐずりにくい特徴を持っているんですね。
このように、ベビースリング(子守帯)はメリットが盛りだくさんな抱っこアイテムです。
しかし扱い方が難しいので新米のパパママにはおすすめできません。
もし新米のパパママがベビースリング(子守帯)を使うとどのような危険性があるのでしょうか?
新米パパママにベビースリング(子守帯)をおすすめできない理由
先ほどご説明したようにベビースリング(子守帯)はメリットが多い抱っこアイテムですが、危険性が高いため新米のパパママにはおすすめできません。
その理由を見ていきましょう。
窒息死させてしまうリスクが高い...
顔が出ないベビースリング(子守帯)は窒息死させてしまうリスクが高いです。
国民生活センターによると、アメリカでは何件も事故の報告が上がっていて、注意喚起が行われています。
不安定。落下してしまうリスクが大きい...
ベビースリング(子守帯)は不安定なので、赤ちゃんが落下しそうになってひやっとしたパパママ、実際に赤ちゃんを落下させてしまったパパママもいます。
もともとは1枚の布なのでジョイント部分が少なく、その分安定しにくくなっています。
支えているのはリングだけ。割れたら...
特にリングタイプのベビースリング(子守帯)がそうで、赤ちゃんを支えている部分が1箇所ないし2箇所と少ないです。
実際にリングタイプのベビースリング(子守帯)が割れてしまって赤ちゃんが落下してしまった事故も起きています。
一般的な抱っこ紐のようにいくつものジョイント部分で支えられていないベビースリング(子守帯)は怖いですね。
股関節脱臼の誘発リスクを高めやすい...
メディアでも話題になったことがありますが、ベビースリング(子守帯)は赤ちゃんが股関節脱臼を誘発するリスクが高いです。
赤ちゃんの股関節は柔らかく、生まれた時に脱臼していたり発育の過程で脱臼したりすることがあり、そして脱臼していても痛がるわけでもなく、足が動かないわけでもないので気付きにくいです。
治療が遅れ、股関節が外れた状態で成長が進んでしまうと、入院治療や手術が必要になることも。
大人になっても股関節の疾患などの影響が残ることもあるそうです。
足がまっすぐ伸びた状態になることが脱臼の要因になるそうで、ベビースリング(子守帯)はその状況を作り出しやすいとされています。
ベビースリング(子守帯)で危険な経験をした新米パパママたちの体験談
実際に、ベビースリング(子守帯)を使用したことがある新米パパママ、ベビースリング(子守帯)を使用している人を見た方の証言などから、ベビースリング(子守帯)の危険性を知ることもできます。
子供が成長して動きが活発になってくると足や頭が出てしまうことがあってひやっとしたことがあります。
ベビースリング(子守帯)はベルトや足を入れる場所があるわけではないので、ただの布で抱っこしているのと同じことなんですよね。
28歳・女性
外出中に物や柱にぶつかりそうになって危ないなと思いました。
落ちそうになったこともあります。
24歳・女性
ベビースリング(子守帯)をして両手で荷物を持って玄関に出ようとしたら、子供の頭がスリングから少し出ていて、それに気づかずにぶつけそうになってしまいました。
29歳・女性
たまにベビースリング(子守帯)で赤ちゃんを抱っこして買い物をしているママさんやパパさんを見かけますが、赤ちゃんの首が変な方向になっていることに気がついていないママさんパパさんも多いなぁと思います。
26歳・女性
商業施設にて、お買い物をされていたママはベビースリング(子守帯)を手で支えず、肩からぶら下がった状態でした。
恐ろしい...。
28歳・女性
ベビースリング(子守帯)で抱っこして歩いている時、何かにつまづいて前のめりになって転んでしまいそうになったことがあります。
タスキ掛けで不安定なのでふらついてしまうこともあるんですよね...。
その経験をしてからは普通の抱っこ紐にしています。
31歳・女性
スリングは抱っこしている時にたまに不安定になります。
小さい時は便利でしたが、動き回るようになったら不便になりました。
29歳・女性
ベビースリング(子守帯)を使用中、添えている手を離してしまい、何度かお尻から落としそうになったことがあります。
33歳・男性
スリングの輪がずるずるとずれてしまい、子供が床スレスレになってしまったことがありました。
32歳・女性
スリングは長さ調節が難しいです。
あと赤ちゃんを抱っこした状態で紐の長さを調節することになるので落ちそうで怖いです。
28歳・女性
スリングの金具が割れてしまったのを見たことがあります。
27歳・女性
新米パパママはベビースリング(子守帯)ではなく、抱っこ紐が安全でおすすめ
抱っこ紐は安全性に関する規制が厳しく取り決められているため、新米のパパママでも安心して使うことができます。
なので新米のパパママはベビースリング(子守帯)ではなく、抱っこ紐がおすすめです。
詳細は「【抱っこ紐転落事故143件】napnapをお手本に抱っこ紐の安全性について考えてみる」を参考にどうぞ。
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2人目以降の抱っこおんぶならベビースリング(子守帯)もOK
ベビースリング(子守帯)は危険性が高い抱っこアイテムですが、新米のパパママにはおすすめできないだけで、2人目以降の子育てをスタートしたパパママであれば赤ちゃんの抱っこやおんぶの仕方に慣れているため、おすすめできます。
「PSLING/ピースリング」という日本発祥のブランドは、おしゃれなベビースリング(子守帯)を取り扱っていて、世界的に有名です。
2001年の創業以来、アトリエでのオーダーメイド制作を売りにしていて丈夫な作りで定評があります。
2人目以降の子育てを頑張るパパママでスリングをお探しの方はチェックしてみてください。
「【スリング抱っこでスキンシップ】おしゃれなだけじゃない「ピースリング」の魅力とは?」では、PSLING/ピースリングがどんなブランドなのかをご紹介していますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
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