こんな方におすすめ
- 帝王切開とは何か詳しく知りたい!
- 帝王切開が決定する流れや勧められることが多いケースが知りたい!
- 予定帝王切開と緊急帝王切開の違いが知りたい!
- 予定帝王切開と自然分娩(経膣分娩)の入院準備に違いがあるのか知りたい!
- 帝王切開の流れが知りたい!
- 帝王切開にかかる時間が知りたい!
- 帝王切開の後の授乳についてや赤ちゃんをすぐに抱けるのかが知りたい!
- 帝王切開のリスクについて知りたい!
- 帝王切開の麻酔(全身麻酔・局所麻酔)について知りたい!
自然分娩(経膣分娩)で産みたくても、ママと赤ちゃん2人の安全を考慮して帝王切開になってしまうことがあります。
帝王切開が大きな手術だということは知っているかと思いますが、帝王切開がどんな手術なのか詳しくは知らないパパママは多いようです。
予定されている帝王切開もあれば、急遽決まる帝王切開もあり、これから出産を迎えるママは「もし帝王切開になったらどうしよう」と気になるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、帝王切開のことについて詳しく解説していきたいと思います。
出産を控えているママ、帝王切開の可能性のあるママはぜひ参考にしてみてくださいね。
帝王切開とは?リスク・手術の流れ・かかる時間などについて
「安心して赤ちゃんを産みたい!」と思うのは当然のことだと思います。
赤ちゃんにとって安全でそして健康に生まれてきてくれて、なおかつママ自身にもリスクが少ないような出産方法が良いですよね。
人間の体の仕組みでは自然分娩(経膣分娩)が摂理ですが、状況によっては帝王切開で出産する方がママにとっても赤ちゃんにとっても良い場合があります。
帝王切開は自然分娩(経膣分娩)とは異なり、ママのお腹と子宮を切開して赤ちゃんを出産する方法のこと。
赤ちゃんとママの状態を考慮して行われる出産方法です。
英語では「cesarean section」、日本の医療関係の専門用語としては「帝切」「カイザー」「C-section」などと呼ばれることもあります。
アメリカではおよそ30%以上のママが帝王切開での出産を選択していたり、日本では24.8%のママが帝王切開での出産を経験しています。
データ引用:厚生労働省「我が国の保健統計」2014年
帝王切開のリスクにはどんなものがある?
帝王切開は大きな手術の一つ。
(言い換えてみれば開腹手術ですからね...)
他の分娩方法と同じように、稀にですが合併症を起こすリスクがあります。
なので分娩方法の選択や、出産に関する心配事・悩み事は必ず医師に相談するようにしてください。
医師は自然分娩(経膣分娩)のリスクと帝王切開のリスクを比べて判断します。
もし帝王切開を勧められた場合はなぜなのか、納得がいくまで聞いてみることをおすすめします。
帝王切開の流れは?
帝王切開の流れについて大まかに見てみましょう。
産院によっては流れが少し異なる場合があるので、あくまで参考程度にしてみてください。
まずは他の手術と同じように、主治医から手術についての説明を受けます。
点滴と消毒を受けた後、「硬膜外麻酔」や「脊椎麻酔」が投与されることもあります。
緊急帝王切開の場合は状況によって全身麻酔になる場合も。
医師がビキニラインに当たる下腹部分を切開します。
(ほとんどの場合、10cm〜15cmほどの切開幅)
皮膚を切開した後はお腹の筋肉をかき分けて子宮壁を切開します。
この後に医師が赤ちゃんを取り出すのですが、お腹を引っ張られるような感覚を感じるママが多いです。
帝王切開によって無事に赤ちゃんが取り出されると、へその緒を切り取ります。
産院によっては、病院から支給される手術着を着てパパの立会い出産が可能な場合も。
パパが血が苦手で気分を悪くしてしまうような場合は、赤ちゃんの誕生を少し離れたところから見守るといいかもしれません。
「できるだけ近くで見守りたい!」というパパは、分娩台の上ではママの下半身がカーテンで区切られていることが多いですから、見えないところで寄り添うのも良いですね。
ママの手を握ってあげると良い場合もありますよ。
出産直後は赤ちゃんに会うことができますが、ほんの少しの時間だけです。
産院のスタッフさんが赤ちゃんの心拍数や体温、血色などをチェックするためだったり、ママの体から胎盤を取り出して子宮と下腹部を縫合したりします。
ちなみに、感染症を予防するために抗生物質が出されることもあります。
出産後は産院の術後室で数時間ママの健康状態を観察します。
術後室では赤ちゃんを抱っこしたりおっぱいを含ませたりすることができる場合もあり、赤ちゃんとのふれあいの時間を楽しむことができます。
これらはママや赤ちゃんの状況にもよりますので、産院の医師の指示に従いましょう。
帝王切開の入院準備はどうしたらいい?
自然分娩の入院準備と変わるところはある?
帝王切開の場合でも自然分娩の場合でも、基本的に入院準備は一緒です。
入院する際は、入院時に必要なものをカバンに詰めて産院に入院しに向かい、産院では出産の計画や要望を書く「バースプラン」を書くことになるかと思います。
そして、医師から分娩についての説明を受けます。
予定帝王切開(選択帝王切開)の場合は、予定帝王切開(選択帝王切開)をすることに対する同意書のサインを主治医から求められ、前の夜は絶食することになります。
帝王切開にかかる時間はどのくらい?
帝王切開にかかる時間はママやお腹の中にいる赤ちゃんの状況によって異なりますが、およそ1時間ほどです。
帝王切開におよそ15分〜20分ほどかかり、子宮や下腹部の縫合でさらに45分ほどかかるのが一般的となっています。
帝王切開で陣痛を感じる?
予定帝王切開(選択帝王切開)の場合は陣痛が起きる前に手術を開始するので陣痛を感じることはありません。
しかし緊急帝王切開の場合は陣痛が始まってから帝王切開をします。
とはいえ陣痛は妊娠38週目〜42週目の妊娠後期になると感じるため、この頃であれば陣痛を感じることになります。
帝王切開をした後は赤ちゃんをすぐに抱くことができる?
出産後の抱っこはママと赤ちゃんの絆を深めるために重要なこと。
なので産院によっては赤ちゃんを抱っこすることも可能な産院は多いです。
しかし帝王切開をした後は赤ちゃんをすぐに抱くことができるかどうかは産院によって異なります。
手術前に医師に確認をしてみると良いかと思います。
帝王切開後の授乳について
自然分娩(経膣分娩)と帝王切開の授乳開始については全く同じです。
出産後、多くの場合母乳が出るかどうかはわかりません。
手術後のママと赤ちゃんの状態が良ければ、赤ちゃんは栄養たっぷりの初乳を飲むためにおっぱいに吸い付いてくれます。
帝王切開後の回復にはどのくらいの時間がかかる?
帝王切開後の回復にかかる時間には個人差がありますが、一般的には自然分娩(経膣分娩)よりも回復に時間がかかります。
帝王切開手術後はママの様子や傷の治り具合を見るために自然分娩(経膣分娩)よりも長めに入院することが大半です。
生まれたばかりの赤ちゃんが側にいるので気になってしまうかと思いますが、育児は体力勝負なところがあり、退院後には忙しい日々が待ち受けています。
休める時に休みましょう。
縫合したお腹はちょっとした負荷でも傷口が広がってしまうことがあります。
なので、しばらくは赤ちゃんよりも重いものを持ち上げることのないようにしましょう。
医師にお腹の抜糸をしてもらい、感染症にかからないように傷口を消毒してもらいます。
ちなみに子宮を縫合した糸は溶けていくタイプのものなので抜糸の必要はありません。
ゆったりとした服を着るようにし、傷口に触れたりこすったりしないようにすると良いですね。
傷口がある程度良くなるまで、マタニティウェアを着ておくのもおすすめです。
医師がママに手術後の経過に問題がないと診断するまでは、運動は禁止。
車の運転もダメです。
大半の場合は手術から2週間〜4週間後に運動も車の運転もOKになります。
回復までにかかる時間は、特に問題がない場合であれば手術後4週間〜6週間です。
帝王切開の麻酔について
帝王切開では麻酔を投与される?
帝王切開の場合、麻酔を投与されることになります。
予定帝王切開(選択帝王切開)なのか緊急帝王切開なのかによって麻酔の種類や方法が異なります。
- 予定帝王切開(選択帝王切開)の場合:局所麻酔(硬膜外麻酔や腰椎麻酔)
- 緊急帝王切開の場合:全身麻酔
帝王切開の麻酔にはどのような方法がある?
先ほど少しお話ししたように、帝王切開の麻酔の方法には大きく分けて「局所麻酔(硬膜外麻酔または脊髄麻酔)」と「全身麻酔」の2種類があります。
局所麻酔は背中にある神経の束の近くに薬を注入して、胸から足先までの痛みの感覚をなくすことができます。
脳に作用しないためママの意識ははっきりしており、赤ちゃんが産まれてきた時の泣き声が聞こえることも。
手術中の先生たちの会話が聞こえたりする場合もあります。
一方で全身麻酔は点滴から麻酔の薬を注入したり、肺から吸い込む麻酔薬を使用します。
手術の間はずっと眠っているため、気づくと手術が終わっていることが大半です。
局所麻酔ではママの血液中に吸収される麻酔薬の量はごくわずか。
一方で全身麻酔では血液中の麻酔薬の量が多くなり、胎盤を通って赤ちゃんの脳にも届きます。
生まれたばかりの赤ちゃんが少し眠そうだったり、呼吸が弱くなったりすることがあるのはこのためなんですね。
しかし赤ちゃんが眠くなっていたり呼吸が弱くなっている状態は一時的なこと。
麻酔薬が体から抜ければ自然と元気になっていきます。
ですがママの方は全身麻酔よりも局所麻酔による体調不良や不具合の確率が高くなることがわかっています。
なので赤ちゃんにもママにも悪影響が少ない「局所麻酔を使用した帝王切開が最も安心できる方法」です。
局所麻酔はどのようにして行われる?
全身麻酔は比較的わかりやすいですが、局所麻酔はどのように行われるのかわかりにくいですよね。
そこでここでは、局所麻酔がどのようにして行われるのかをご紹介していきたいと思います。
神経は痛みや感覚を伝えるための重要な器官。
体のあちこちに張り巡らされている神経は背骨の中にある神経の束「脊髄」に向かって集まっています。
お腹の皮膚・子宮からの痛みを伝えるための神経も他の神経と同じく脊髄に繋がっています。
以下の図4Bを見ていただくとわかりやすいのですが、脊髄は「硬膜」という膜に囲まれた袋に入っていて、硬膜の中は「脊髄くも膜下腔」という場所、硬膜の周りは「硬膜外腔」という場所になっています。
局所麻酔では、「脊髄くも膜下腔」や「硬膜外腔」に麻酔薬を注射。
注入された麻酔薬は「脊髄くも膜下腔」の中にある神経や「硬膜外腔」の周りにある神経に作用して、お腹の皮膚や子宮、その周辺の痛みを伝える神経を一時的に麻痺させます。
このようにして局所麻酔が行われ、目が覚めていて意識があっても手術中に痛みを感じることがなくなります。
図4A:ママの体を横から見た時の図
図4B・図4C:麻酔針を背中に刺した状態の拡大図
図4D:背骨を真上から見た図
先ほども少しお話しした通り、局所麻酔は帝王切開を行うときには第一選択の麻酔の方法。
産院、麻酔担当医師の方針、ママの状態などを総合的に判断し、どの局所麻酔が良いかが選ばれるようになっています。
予定帝王切開と緊急帝王切開について
予定帝王切開が決定する流れやすすめられる可能性の高いケースは?
妊娠中の経過具合によっては、陣痛が起きる前に医師に帝王切開をすすめられる場合があり、これを「予定帝王切開(選択帝王切開)」と言います。
一般的には妊娠36週までの検診結果をもとに、自然分娩(経膣分娩)では困難と判断された場合に予定帝王切開(選択帝王切開)が勧められ、妊娠37週~38週頃に手術が行われることになります。
予定帝王切開(選択帝王切開)は以下のようなケースの場合にすすめられることが多いです。
【予定帝王切開(選択帝王切開)をすすめられる可能性の高いケース】
- 多胎妊娠
(=2人以上の赤ちゃんを同時に妊娠) - 前回帝王切開
(=過去に帝王切開で出産したことがある) - 逆子(骨盤位)
(=赤ちゃんの頭が下を向いていない) - 児頭骨盤不均衡
(=赤ちゃんの頭が大きい・骨盤に異常がある) - 子宮筋腫
(=子宮にできる良性の腫瘍) - 高齢出産
(=35歳以上の出産) - 前置胎盤
(=胎盤が子宮の出口を塞いでいる) - ママが慢性疾患を患っている
(心臓病、糖尿病、高血圧、肝臓など)
多胎妊娠(たたいにんしん)
双子や三つ子などを妊娠している場合、正常の分娩時期より前にお産になりかけている状態である「切迫早産」や「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」の割合が高くなってしまいます。
ママや赤ちゃんへの負担が大きくなるため、帝王切開が選ばれることがあります。
前回帝王切開
以前に帝王切開をしたことがある場合、子宮の傷跡が伸び、薄くなっていることがあります。
その状態で無理をして自然分娩(経膣分娩)をすると子宮破裂のリスクが。
子宮破裂のリスクが考えられる場合は帝王切開が勧められます。
逆子(骨盤位)
赤ちゃんはママの子宮の中では頭を下にしています。
しかし、頭を上にした姿勢でいる「逆子(骨盤位)」の場合もあります。
この逆子(骨盤位)は自然分娩(経膣分娩)では頭が最後に出るため、へその緒(臍帯)が赤ちゃんの頭と産道にはさまれて赤ちゃんに十分な酸素が行き届かなくなってしまう可能性があります。
なので逆子(骨盤位)の場合は帝王切開を勧められることがあります。
児頭骨盤不均衡
赤ちゃんの頭がママの骨盤に比べて大きい場合やママの骨盤の形に問題がある場合、赤ちゃんの頭が骨盤を通り抜けられず、自然分娩が難しくなります。
よって帝王切開を勧められるケースがあります。
子宮筋腫
子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍・コブのこと。
小さな子宮筋腫であれば自然分娩(経膣分娩)で無事に出産できる場合が多いです。
しかし、子宮筋腫の位置・大きさによっては自然分娩(経膣分娩)が不可能な場合があります。
産道を塞いでしまうような子宮筋腫や妨げになる子宮筋腫がある場合は帝王切開での出産になる場合があります。
高齢出産
医学的には35歳以上の出産を高齢出産と言います。
高齢出産になると子宮口や膣壁の柔軟性が弱まり、赤ちゃんが通り抜けられる大きさにまで広がらない場合が。
その場合は帝王切開をする可能性があります。
前置胎盤
胎盤が子宮の出口を塞いでしまっている状態のことを言います。
赤ちゃんが出てこられないうえに、出血が多くなります。
なので原則的には帝王切開が選ばれることが大半です。
これらのようなケースの場合、自然分娩での出産だとママにも赤ちゃんにとってもリスクが高くなるため、リスクの低い帝王切開をすすめられるというわけです。
緊急帝王切開が必要な時はどういう時?
自然分娩(経膣分娩)を希望していても、医師が緊急帝王切開が必要と判断するケースも。
緊急帝王切開は赤ちゃんもしくはママの体に何らかの問題が起き、ママのお腹から急いで赤ちゃんを取り出さなければいけなくなったときに行われるものです。
出産中や出産直前に緊急帝王切開が決まり、ママやご家族の方に同意を得ることで行われる場合が大半です。
緊急帝王切開は以下のような時に判断される場合が多いです。
【緊急帝王切開になる可能性のある時】
- 胎児機能不全(胎児仮死)
(=へその緒(臍帯)の圧迫や胎盤機能の低下) - 常位胎盤早期剥離
(=赤ちゃんが生まれる前に胎盤が剥がれてしまう) - 微弱陣痛
(=陣痛促進剤を使用しても効果が弱い) - 遷延分娩(せんえんぶんべん)
(=子宮口が硬いため十分開かずにお産が長引く状態) - 回旋異常
(=出産時の回旋がうまくいかない) - 重症妊娠高血圧症候群(子癇・HELLP症候群)
(=妊娠中に高血圧を発症する)
胎児機能不全(胎児仮死)
胎児機能不全(胎児仮死)は分娩中に時々起こる合併症。
多くはへその緒(臍帯)が圧迫されたり、胎盤機能の低下などにより赤ちゃんが十分に酸素を受け取れないことが原因で起きてしまう症状です。
胎児機能不全(胎児仮死)になった場合はすぐに赤ちゃんを取り出す必要があります。
常位胎盤早期剥離
常位胎盤早期剥離は赤ちゃんが生まれる前に胎盤が剥がれてしまうことです。
赤ちゃんが生まれる前に胎盤が剥がれると子宮内で大量の出血が起こり、危険な状態になってしまいます。
赤ちゃんが危険に晒されるため、すぐに取り出す必要があります。
微弱陣痛
分娩中に「子宮の収縮力が弱い」「陣痛の持続時間が短い」「陣痛の間隔が長い」といった状態が長く続くと、ママは疲れてしまいます。
こういった場合には「陣痛促進剤」を使用して陣痛を強くして自然分娩(経膣分娩)ができるようにしますが、それでも自然分娩(経膣分娩)ができない場合に緊急帝王切開になることがあります。
遷延分娩(せんえんぶんべん)
子宮口が硬いため十分開かずにお産が長引く状態のことを遷延分娩(せんえんぶんべん)と言います。
長時間出産ができない場合やその兆候が見られる場合は緊急帝王切開に切り替えることもあります。
回旋異常
赤ちゃんは出産の時に産道の形に合わせて頭を回しながら出てきます。
この回旋がうまくいかない場合に緊急帝王切開になる場合もあります。
重症妊娠高血圧症候群(子癇・HELLP症候群)
妊娠中に高血圧を発症した場合のことを「妊娠高血圧症候群」と言います。
この症状は妊婦さんの約20人に1人の割合で起こり、妊娠34週未満で発症した場合は重症化しやすい傾向にあるため注意が必要です。
重症になると「血圧上昇」「蛋白尿」「けいれん発作(子癇)」「脳出血」「肝臓や腎臓の機能障害」「肝機能障害」「HELLP症候群(溶血と血小板減少を伴う症状のこと)」などを引き起こすことがあります。
このように、重症妊娠高血圧症候群(子癇・HELLP症候群)ではママと赤ちゃんがとても危険な状態になる可能性があるため、緊急帝王切開をすることになる場合があるのです。
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